2021.06.09
デジタルオシロスコープを使用したリップル・ノイズ測定

DCS/MDOシリーズを用いたリップル・ノイズ測定


パワーエレクトロニクスではリップル・ノイズ測定は重要な測定項目です。ユーザーの測定する周波数範囲などは様々な場合があります。一般的には20MHzや100MHzのローパスフィルタを使用し、ACカップリングされた電圧実効値をオシロスコープで観測する方法がとられています。 テクシオのDCS-2000E/MDO-2000Eシリーズでは、一般的に多く使用される20MHzの帯域制限と併せて、200MHzモデルのみ100MHzの帯域制限が搭載されています。また、低頻度のノイズ信号も取りこぼさないチャンネルあたり10MBのロングメモリや高速波形更新レート表示、任意の周波数をカットすることができるデジタルフィルタ機能を搭載し、リップルノイズメータのような専用計測器を使用せず、多くの測定アプリケーションを実現することができます。

  

 

20MHzと100MHzの2種類の帯域制限とデジタルフィルタ

DCS-2000E/MDO-2000Eの200MHzモデルはエントリークラスの価格帯でありながら10Mポイントの波形メモリと、20MHzと100MHzのアナログローパスフィルタを搭載し、1Hz~500MHzの任意の周波数でフィルタリング可能なデジタルフィルタ(ローパス・ハイパス)が使用できます。このデジタルフィルタを活用し、低周波のリップルと高周波のスイッチングノイズを切り分けて測定することが可能です。


本波形はリップル・ノイズのサンプルとして50Hzの正弦波と25kHzの三角波を合成したものです。
デジタルフィルタを適用することで必要な帯域のみの測定が可能になります。
1kHzのハイパスフィルタを適用、
ノイズ成分(25KHz)のみを観測
1kHzのローパスフィルタを適用、
リップル成分(50Hz)のみを観測

FFT変換を使用したノイズ解析

DCS-2000Eシリーズはとても強化されたFFT変換機能を持っています。最大1Mの波形データを高速フーリエ変換し、500KサンプルのFFT波形を表示できます。ピークマークやリスト機能により、スイッチング周波数に起因したノイズ周波数を簡単に特定することができ、アナログ+デジタルフィルタを使用した波形でも演算することができます。


リップル・ノイズ波形をFFT機能で表示
FFTのサーチ機能でピークを検索

周波数のピークを確認できます。
MDO-2000Eシリーズはスペクトラムアナライザ機能によりリアルタイムで高速に周波数ドメインを表示できます。

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