2019.07.08
車載DC-DCコンバータ評価システム

電源及び電子負荷を使用したDC-DCコンバータの評価システム

自動車販売市場におけるハイブリッドカーや電気自動車の比率は年々高まりつつあります。それらのメインバッテリはいずれも800Vなどの高電圧のためメーターやライト制御のEUCなど従来からの電装品を駆動するには12V系/48V系に変換する降圧型DC-DCコンバータが必要となっています。そのDC-DCコンバータにはメインバッテリの電圧の変動やノイズが印加された際、出力の負荷変動が発生した際にも出力側への安定した電力供給が求められます。また、逆にバッテリへの充電には昇圧型DC-DCコンバータ必要が必要で、入力に応じて適切な充電制御が求められています。本システムではバッテリ、電装装置、モーターなどの模擬を各装置で行い、DC/DCコンバータの評価を行うことが可能となります。

テストイメージ

(1)バッテリ出力を高圧電源装置で模擬、電装品を大容量電子負荷装置で模擬してDC-DCコンバータの試験をおこないます。
(2)変動するバッテリ出力をファンクションジェネレータと高電圧バイポーラ電源で模擬してDC-DCコンバータの試験をおこないます。
(3)オルタネータの発生する電圧を大容量電源で模擬、バッテリーの充電電流を高圧電子負荷で模擬してDC-DCコンバータの試験を
 おこないます。
(4)DC-DCコンバータの電力出力を制御のCAN/SPIなどのデジタルデータの値でトリガをかけ、ロングメモリのオシロスコープで
 波形を観測、スペアナ機能で周波数解析することができます。

  ※:高電圧バイポーラ電源は当社カスタム品で最大電圧±650V、最大電流1kA、最大電力20kWまでの対応が可能です。

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