テクシオ・テクノロジーによるおじさんのためのIOT講座


(8) PythonによるVISAプログラミング3(リリース編)

 

本ページでは実際に作成したアプリケーションを開発環境やPythonの環境が無いPCで実行するために必要な手法をご紹介します。前回に最後でPyInstallerを使った方法ではウイルスとして駆除されることがあり、今回はcx_Freezeを利用した方法をご紹介します。
実行環境ではセキュリティを考慮してPythonの開発環境をインストールできない、ファイルを閲覧・変更されたくないなどの理由からEXE化は必用となります。

Python3 の実行環境は整っていることを前提として作業をおこないます。プログラムは引き続きDMM向けのサンプルを利用します。



前回作成したPython/Tkinter でのGUI表示

対応としては、環境のインストール、タイトルバーのアイコン指定、アイコンを指定した
EXEファイルとライブラリの構築となります。



1.cx_Freezeをインストールし初期設定をします。
  
   pipコマンドでcx_Freezeをインストールします。
   初期化はソースファイルがあるフォルダでcxfreeze-quickstart を実行、赤枠を入力し
   Setup.pyを作成します。次にSetup.pyにアイコン関連の記述(2か所)を追加します。
  
   アイコンはソースファイルのフォルダにiconsフォルダを作成しコピーします。
   ここの設定でExeファイルのアイコンが指定されます。

2.ソースファイルにタイトルバーのアイコン指定を追加します。
  
   フォルダ取得用のimport宣言とアイコンの登録の2か所を設定します。

3.EXEファイルを作成します。
  
   エラーが無ければ、Build\exe.****のフォルダに実行ファイルと配布用の
   ライブラリフォルダが完成します。
   exeファイルをダブルクリックして実行しエラーが無いことを確認します。
   以下のようなフォルダ構成で、アイコンが指定の物に変更されています。
  
  他のPCに移動する場合はフォルダ内のファイルをすべてコピーしてください。

4.MSIファイルを作成します。
  cx_Freezeはmsi形式のインストーラーの作成も可能です。今回はログインユーザーの
  環境へのインストールとデスクトップへのショートカット配置をおこないます。
  全ユーザーやProgramFilesへインストールする場合は他のツールを使用してください。

  ・セットアップ用ファイル:Setup_msi.py(Setup.pyからの変更部)
  
 
 ・インストーラーの作成
  コマンドプロンプトから以下を実行してインストーラーを作成します。
  

  最後にdistフォルダに作成されたmsiファイルはウイルスチェックで問題無いことを
  確認し、管理者権限でログインした実行環境のPCにコピーします。
  プログラムのインストールと実行を確認してください。インストーラーはユーザー
  フォルダ内のAppData\Loacal\Programsの下にフォルダを作成、ファイルを展開し
  デスクトップにアプリへのショートカットを作成します。
  またこのアプリの実行にはVISAライブラリをインストールが必用です。

目次に戻る



ソースコードのダウンロード

©Copyright 2026 TEXIO TECHNOLOGY All Rights Reserved.