テクシオ・テクノロジーによるおじさんのためのIOT講座


(9) PythonによるVISAプログラミング(環境構築編)

 
本ページでは一般的なPythonの開発環境の構築について説明します。インターネット上では様々なIDEが紹介されていますが、今回は無償利用可能なPycharm取り上げています。
例としてIntel系CPUのWindows11での作業を紹介します。

■Pycharmの環境構築
 PycharmはJetBrains社が提供している開発環境で、基本機能が無料で利用でき、環境内
 でPythonも導入できる強力なツールとなります。

 1.インストーラーの入手
  JetBrains社のホームページからWindows向けのインストーラーをダウンロードします。
   https://www.jetbrains.com/pycharm/download/

 2.インストーラーの実行
  ダウンロードしたファイルを実行し、メッセージに従って標準でインストールします。
  セキュリティ関連のダイアログも許可してください。バージョンによって構成・内容が
  異なる場合があるので詳細は省略します。


 3.Pycharmの初回実行 
  Pycharmを実行すると初回のみ環境設定、使用許諾、情報共有認証が表示され、最後に
  ようこその画面が表示されます。

  新規スクリプト をクリックするとPC内のPython環境を検索し見つからない場合は、
  最新バージョンのPythonをインストール、最後にサンプルスクリプトが表示されます。

 4.Pythonのライブラリの導入
  PyCharmの画面の右上の歯車をクリックし、メニューから設定をクリックします。
  左の項目からPythonインタープリターを選択し、+アイコンをクリックします。
  検索で必要なモジュールを追加してください。
  python3.14でサンプルアプリを実行した場合はPytk、pyVISA、pyVISA-py、pyUSB、
  pySerial、pyTCP、zeroconf、psutilなどが必要でした。

 

 5.通信環境の確認
  WindowsではNI-VISAなどをインストールしてください。なくても動作はできますが、
  LANを使う場合はデバイスを登録するツール(NI-MAX)を使うと検索が利用できて便利
  です。またUSB-TMCを使う場合は機器認識にVISAが必要となります。
  Linux系では/devにある使用するデバイスのRWアクセス権をユーザーに開放してくだ
  さい。 (sudo chmod 0777 tty*)

 6.プログラムの編集・実行
  表示されたスクリプトを編集、またはファイルの入替えをおこない、実行は▷ボタン
  
でおこないます。本講座のサンプルもコピー・ペーストで利用できます。
 
  実行時にモジュール不足のメッセージが表示される場合は別途追加してください。
  LANデバイスは直接IPとSocketポート番号を指定して認識させてください。
  (指定は "TCPIP0::192.168.1.100::3000::SOCKET"などとなります)

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