2023.10.30
LAN対応の計測器セレクション

テクシオ・テクノロジーでは通信にLANインタフェース(IPv4)を採用した機種を多数そろえています。 LANが利用できる機器のセレクションをご用意しましたので機種選定にご利用ください。


LANを使用するメリット

 ・通信がWindowsPC以外にPLC(シーケンサ)、LinuxPCなどからも簡単に利用でき、IOTで
  利用されているRaspberry PiAndroidタブレットなどからも制御が可能です。
 ・通信制御にLANを用いるメリットとしてはPCで大量に使用されているため、通信に必要なチップ
  やケーブルなどの信頼性の高い部品の入手が容易で安価なことがあげられます。
 ・1対1であれば市販のLANケーブル1本で利用可能なため、とても手軽に始められます。
 ・既存のネットワーク環境に接続する場合もDHCP機能による自動設定で簡単にテストが可能です。
 ・制御する台数が増えても費用がそれほど増加しないこともメリットの1つです。
 ・当社の機器は単体ではインターネットを介した通信はできません。
 ・実際の運用時はIPアドレスを固定してご利用ください。
 ・電源投入時に機器がネットワークの状態を確認するため、機器の電源は通信経路上で最後に
  入るようにしてください。
 ・既存ネットワークに固定アドレスで接続する時は、そのネットワークを管理されている御担当者
  に相談するか、社内規定をご確認ください。

  
LANが利用できる機種
カテゴリ シリーズ名 +
必要オプション
Web
表示
Web
制御
LXI規格
(機器検索)
Socket通信
(TCP/IP)
電子負荷装置 LSG + PEL-018 ポート:2268
電子負荷装置 PEL + PEL-016 ポート:2268
電子負荷装置 AEL + PEL-024 ポート:4001
電子負荷装置 LSP + PEL-024 ポート:4001
回生電子負荷装置 LRW ポート:5025(可変)
回生双方向電源 PBW-L ポート:5025(可変)
回生双方向電源 PBW-H ポート:5025(可変)
ソースメータ GSM-20H10 ポート:1026
直流安定化電源 GPP ポート:1026
直流安定化電源 PFR-G ポート:2268
直流安定化電源 PPX ポート:2268
直流安定化電源 PSU ポート:2268
直流安定化電源 PSW ポート:2268
直流安定化電源 PDS-A + IF-71LU ポート:10001(可変)
AC電源 APS-7000 ポート:2268
AC電源 ASR ポート:2268
安全規格試験器 GPT-15000 + OPT02 ポート:23(可変)
安全規格試験器 GPT-12003 + OPT02 ポート:23(可変)
オシロスコープ DCS-1000B (4chモデル) ポート:3000(可変)
オシロスコープ DCS-2000E ポート:3000(可変)
オシロスコープ MDO-2000E ポート:3000(可変)
オシロスコープ GDS-3000 ポート:3000(可変)
オシロスコープ GDS-2000A + DS2-LAN ポート:3000(可変)
任意信号発生器 AFG-303X ポート:1026
任意信号発生器 FGX-295 ポート:5025
任意信号発生器 MFG-2200 ポート:1026
スペアナ GSP-9330 ポート:5025、4880(HiSlip)
スペアナ GSP-818 ポート:1015
データ収集 DAQ-9600 ポート:3000(可変:Telnet可)
DMM GDM-906X ポート:3000(可変:Telnet可)
DMM GDM-8261A + OPT03 ポート:23(可変:Telnetのみ)
パワーメータ GPM-8213 ポート:23
パワーメータ GPM-8310  ポート:23(可変)
パワーメータ GPM-8330/8320  ポート:23(可変)
LCRメータ LCR-8200 ポート:111

 

・Web表示はPCのブラウザから機器がLANで正常に接続できているかの確認ができます。
・Web制御は機器の制御がブラウザからできるので、プログラムを作成せずに利用できます。
・Socket通信はLANにおいて文字列などで通信を行う最低限の機能を持つ方法です。
 機器の持つアドレス(IPアドレス)とポート番号を指定して単純な通信を行うことができます。
 プロトコルは無手順のTCP/IPを使います。UDPは利用できません。
・LXI規格はLXIコンソーシアム(https://www.lxistandard.org)で制定された計測機器をLANで接続するための
 規格で、対応していると機器の自動検索と設定ができるようになります。通信自体はsocket通信をメインとして
 いますが、オプションでWebページでの操作や画面転送、通信の高速化(Hislip)等ができるようになっています。
 LXI規格の製品はIVI Foundation他で配布されているIVIドライバまたはVISAライブラリで通信をおこないます。

 

実際にLANを使用して制御を行う場合の設定および方法はアプリケーションノートをご覧ください。
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